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東温市青年農業者協議会 廣川さん

東温市青年農業者協議会の若手農家による自慢の野菜を使った “Toon farmer’s yasai curry and rice” が、お城下マルシェにもやって来ます。

 

ちょうど、別のイベント用にカレーを仕込んでいるという話を聞きつけて、調理室にお邪魔しました。

部屋中にスパイスの香りが漂う中、大鍋では、トマト(アイコ)、ニンジン、セロリ、パクチー、タマネギ、スパイスなどがぐつぐつとしています。なんと、イチゴも入っているというから驚きです!

鍋をかき混ぜているのは、このカレーの開発者でもある廣川農園の廣川さん。パクチーやウコン、タイのトウガラシなど、エスニック料理で重宝する野菜やお米を育てています。東京のラーメン屋時代に、素材となる食べものへの関心が高まり、農家に転身して東温市に移住。東温での暮らしは面白いと語ります。

 

このカレーは、廣川さんが所属している、東温市青年農業者協議会によるプロジェクト。つくる野菜も個性もそれぞれ違う、みんなの野菜を、いかに美味しく食べるのか――。そこで行き着いたのがカレーでした。

話をしているうちにも、ミルにかけたピーナツ、戻した干し椎茸など、さらに加わっていきます。野菜農家だけに、「野菜の旨味を前面に出したかった」と語る廣川さん。野菜で深みを出すために試行錯誤を重ね、様々な食材の旨味を合わせ、今の味にたどり着いたそうです。

使う野菜は、規格外で出荷できないものも、メンバーの方から適正な価格で買い取っています。どんなにうまく育っても、3割くらいは規格外となってしまうそうです。直売所でも売れない場合は、廃棄するしかないこともあります。このカレーづくりは、そうしたフードロスを減らすことにもつながる活動です。「小さめの野菜って、実は美味しいんですよ」とこっそり教えてくれました。それを使わない手はないですよね。

写真では、まだ野菜の形が残っていますが、まだまだじっくり煮込んで、ミキサーにかけて、なめらかなカレーになります。ごはんにかけて、そこに、季節の野菜を添えて完成。一皿で、十数種類の野菜がいただけてしまうという、東温産の野菜が凝縮されたカレーです。

スパイスの香りをキャッチしたら、ぜひ、廣川さんのブースへ。野菜も購入可能です。

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